EcoFlowの新定番とも言える中容量モデル、DELTA 3 Plus（デルタスリープラス）。
容量は1,024Wh、寿命は4,000サイクル、充電時間は最短56分──性能・使いやすさ・価格のバランスが非常に優れたモデルとして注目を集めています。

 

「Jackeryより早く充電できる」
「リン酸鉄リチウムで10年使える」
「ソーラーもACも発電機も、全部対応」

 

そんな魅力的なスペックを備えていながら、価格帯は10万円前後〜15万円台と幅広く、買う場所・時期によって1〜5万円近い差が出るモデルでもあります。

 

本記事では、FP（ファイナンシャルプランナー）目線で

を、実例とともにわかりやすく解説していきます。

現在の最安値

EcoFlow DELTA 3 Plusは、定価で見ると税込149,600円ですが、実際には時期やサイトによって価格が大きく変動するモデルです。

 

私が調査した範囲では、最安値は楽天の82,280円（2月）、逆にAmazonでは149,600円のまま据え置きという日も多数。

 

ここでは、2025年1月〜5月にかけての実際の価格推移データをもとに、各販売チャネルの傾向と注意点をまとめます。

【注目ポイント1｜楽天が最安値を記録、2月は82,280円に】

2025年2月23日、楽天市場でEcoFlow DELTA 3 Plusが82,280円という過去最安値を記録しています。
これは定価149,600円と比べて実に約45％オフ。セールとクーポンが重なった期間だったと考えられます。

 

また、他サイトが9万円台だった時期にも、楽天だけが8万円台をキープしていた日が複数あるのも特徴です。

【注目ポイント2｜Amazonは価格変動が大きく、要注意】

Amazonでは、一時的に89,759円まで値下がりした記録もある一方で、149,600円という定価のまま販売されている日が大半を占めています。

 

この理由は、出品者が日ごとに変わることや、Amazon本体ではなくマーケットプレイス経由の出品が多いため。
タイムセール以外は割引を期待しにくい傾向にあります。

【注目ポイント3｜公式は安定しており、底値は89,760円】

EcoFlow公式ストアでは、1月〜2月にかけて複数回89,760円で販売された実績があります。
現在の価格は97,240円とやや上がったものの、それでも定価よりは5万円以上安く、セール連動がしやすい傾向にあります。
さらに、製品登録で保証が延長できるのは公式サイトだけなので、価格が近ければ「公式を選ぶメリット」が大きいです。

【注目ポイント4｜Yahoo!は価格安定＋PayPay還元で狙い目になることも】

Yahoo!ショッピングでは、複数回89,760円で販売された実績があるほか、PayPayキャンペーンや5のつく日などと合わせることで、実質価格を1万円以上下げられる場合もあります。

 

ただし、出品元によっては保証対象外・納期が遅いなどのリスクもあるため、公式認定ストアかどうかのチェックが必要です。

EcoFlow DELTA 3 Plusは、発売からまだ1年も経っていないモデルでありながら、すでに複数回の値下がりとセール傾向が見られています。

 

価格推移データを見ると、一定の周期やタイミングに沿って大幅な値引きが発生していることが分かります。

【2025年1月〜5月の価格推移まとめ】

【セール傾向1：1月〜2月に大きな値下がりが集中】

2025年1月下旬〜2月中旬にかけて、DELTA 3 Plusの価格は90,000円以下で安定していました。
特に注目すべきは楽天の82,280円（2/23）という最安値です。

 

これはおそらく、年始セール・決算前在庫調整・季節要因（防災需要）が重なったタイミングであり、今後も同様の時期に値下がりが起きる可能性が高いといえます。

【セール傾向2：EcoFlowはイベント連動型の値下げが多い】

過去のDELTA 2 Pro／RIVERシリーズの傾向を見ても、EcoFlow製品は以下のタイミングで大幅値下げが起こる傾向があります。

時期	内容
3月	防災月間／決算セール（自治体・法人向け需要）
6月	EcoFlow Day（ブランドイベント／周年記念）
11月	ブラックフライデー（最大の割引チャンス）
年末年始	初売り・福袋・セット割引セール

特に3月・6月・11月は、EcoFlow公式が大幅値下げを行いやすい時期です。

【FP視点｜“安く買う”よりも“長く使える価格”で判断】

DELTA 3 Plusは、4000回の充放電に耐えるリン酸鉄バッテリー搭載モデルです。
これは毎日1回使っても約10年以上持つ設計。
つまり、多少高く買っても「長期視点で見れば元は取れる」という特徴を持ちます。
ただし、次のような方は今すぐ買わずに“待ち”を選ぶのが賢明です。

 

・急ぎではなく、購入タイミングに自由がある
・過去に1万円以上下がったことが気になる
・保証付きで公式 or 正規代理店から買いたい

 

逆に、停電対策・イベント用・出張用など「今すぐ使う理由」がある方は、楽天ポイントやYahoo!のPayPay還元で実質価格を下げて購入するのが最適です。

価格比較で「安いかどうか」はとても大事ですが、それと同じくらい重要なのが「その価格で本当に十分な性能か？」という視点です。

 

ここでは、EcoFlow DELTA 3 Plusのスペックを一覧で整理しつつ、「どんな人に向いているモデルなのか？」を、具体的な使用例とともに解説していきます。

エコフローデルタ3プラス(EcoFlow DELTA 3 Plus)の性能スペック

項目	DELTA 3 Plus
容量	1024Wh
重さ	約12.5kg
サイズ	39.76×20.2×28.36cm
電池タイプ	リン酸鉄リチウムイオン電池
サイクル数	4000回（毎日使っても10年使える）
充電時間	ACコンセント: 56分 ソーラーパネル: 70分 800W走行充電器: 1.3時間 発電機（ハイブリッド型）: 56分 ハイブリッド充電（AC+ソーラー）: 56分
出力ポート	AC出力: 6ポート USB-A（急速充電対応）: 2ポート USB-C出力: 2ポート DC5521: 2ポート シガーソケット: 1ポート
定格出力	1,500W
X-Boost	3,000W
ソーラー充電	〇
パススルー対応	〇
EPS機能	〇
アプリ接続	〇
発売日	2024年9月
価格（税込み）	149,600円

【注目ポイント1：ちょうどいい“1kWhクラス”＋長寿命バッテリー】

容量1,024Whというのは、「大きすぎず、小さすぎず」の絶妙な容量帯。
スマホ・タブレット・ノートPC・LEDライト・モバイルルーターなどのUSB機器はもちろん、AC家電もある程度余裕を持って稼働できます。

 

さらに、搭載されているリン酸鉄リチウム（LFP）バッテリーは4,000サイクルという長寿命。
毎日使っても10年近く持つというのは、ポータブル電源としては非常に大きな魅力です。

【注目ポイント2：最短56分でフル充電できる“爆速チャージ”】

EcoFlowの最大の強みといえば、なんといっても充電スピードの速さ。

 

・ACコンセント：56分
・ソーラー充電：最短70分
・発電機・走行充電・ハイブリッド充電も可能

 

停電時や出発直前でも「すぐ満タンにできる」というのは、災害用としても、アウトドア用としても圧倒的な安心感があります。

【注目ポイント3：AC×6ポート＆USB-C×2ポートなど“多ポート対応”】

出力ポートはかなり充実していて、家庭内の複数機器を同時に動かすのに向いている構成です。

 

・テレワーク用のノートPC＋Wi-Fiルーター
・家族のスマホ複数台同時充電
・LEDライト・扇風機・炊飯器などのAC家電

 

X-Boostを使えば最大3,000Wまで一時的に引き上げられるため、多少の過負荷にも耐えられる柔軟さがあります。

【こんな人に向いている】

FP視点で見ると、EcoFlow DELTA 3 Plusは次のようなニーズを持つ人に最適です。

 

・ポータブル電源の買い替えを検討している
・バッテリーの安全性や寿命を重視したい
・停電や災害への備えを「日常でも使いながら」したい
・家族や複数人で共有できる1台を探している
・ソーラーパネルなどと併用し、電力自給の一歩を踏み出したい

【注意すべき点もある】

一方で、次のような方にはややオーバースペックになるかもしれません。

 

・モバイルバッテリー的な軽量モデルを求めている
・持ち運びを頻繁にする（12.5kgは片手ではやや重い）
・AC出力を使う予定がまったくない

 

こうした方には、EcoFlow RIVER 2 Proや、Jackery 400〜600Whクラスのモデルの方が扱いやすい可能性があります。

EcoFlow DELTA 3 Plusは、楽天・Amazon・Yahoo!・公式ストアなど複数の販売チャネルで取り扱われており、それぞれに価格・保証・ポイント還元・配送スピードなどの違いがあります。

 

価格だけに目が行きがちですが、「どこで買うか」が使い始めてからの満足度に大きく影響するのがこのクラスの製品です。

 

ここでは、主要4サイトの特徴を比較しつつ、FPの視点から後悔しない選び方を解説していきます。

公式ストア｜保証とセール価格が魅力。安心を買いたい人に最適

EcoFlow公式ストアは、最も安心して買える正規ルートです。

メリット

・セール時には税込89,760円まで値下がりした実績あり
・製品登録で保証が延長（最大5年）される
・ソーラーパネルなどのセット割引あり
・直販なので最新在庫／新モデルの取扱も早い

注意点

・セール時以外はやや価格が高止まり（通常97,240円〜）
・クーポン・ポイントは基本的になし

向いている人

・・長期保証やトラブル時のサポートを重視する人
・セール時期を狙える人（6月・11月など）
・セットでまとめ買いしたい人

Amazon｜配送が早く、セール時は一気に安くなる可能性も

Amazonは価格変動が大きい反面、即納性と利便性の高さが魅力です。

メリット

・最短翌日配送／返品手続きもスムーズ
・タイムセール・プライムデーで突発的に値下がりすることがある
・Amazonポイントが付くケースもあり

注意点

・通常価格は149,600円と高めのまま推移している
・出品元がEcoFlow正規販売店であるか確認が必要（並行輸入に注意）

向いている人

・今すぐ使いたい人／急ぎの備えが必要な人
・Amazonギフト券・ポイントを活用したい人
・セールを狙って張り付ける人

楽天市場｜セールとポイント還元の合わせ技が強い

楽天は、価格の底値とポイント還元のバランスが非常に良い販売チャネルです。

メリット

・最安値82,280円（2月23日）を記録
・楽天スーパーSALEや買いまわりで実質価格を1〜2万円下げられる
・楽天カード利用者・楽天経済圏の人には特に有利

注意点

・保証や付属品の詳細が記載されていない場合がある
・出品者によっては納期が遅い・サポートが弱いことも

向いている人

・楽天ポイントを貯めたい／使いたい人
・楽天モバイルや楽天カードなどと組み合わせている人
・実質価格をとことん追求したい人

Yahoo!ショッピング｜PayPayユーザーなら実質価格が最も安くなることも

Yahoo!は出品数こそ少なめですが、PayPay還元キャンペーンとの相性が抜群です。

メリット

・通常価格でもゾロ目クーポン・5のつく日で実質値引きされる
・PayPayポイントを活用すれば、10％以上の還元も可能
・セールと還元が重なれば、楽天より安くなることも

注意点

・出品者ごとに保証の有無・正規性が異なるため要確認
・在庫が不安定／配送に時間がかかることも

向いている人

・PayPay残高を使いたい人
・他のYahoo!サービス（プレミアムなど）を使っている人
・セール＋還元で“実質最安”を狙いたい人

FP視点のまとめ｜価格だけでなく“安心と価値”を見て選ぼう

ポータブル電源は、防災備蓄・生活インフラの一部として10年近く使う製品です。
そのため、価格だけで判断せず、「信頼できる販売元で買う」ことが、長く使えるコストパフォーマンスにつながると考えます。

条件	最適な購入先
長く使いたい／保証重視	公式ストア（セール時がベスト）
急ぎで欲しい	Amazon（即納）
ポイントを活用したい	楽天市場 or Yahoo!（還元重視）

EcoFlow DELTA 3 Plusは、1kWhクラスで探している人にとって最もバランスの取れたポータブル電源の一つです。

これだけ揃っていて、実質9万円台 or 実質8万円台で買える時期もあるというのは、コスパ面でも非常に優秀です。

FP視点｜価格差より「10年付き合えるか」を見るべきモデル

DELTA 3 Plusのようなモデルは、価格だけで判断してしまうと後悔する可能性があります。
例えば…

こうした“見えないコスト”こそ、高額家電では避けたいポイントです。
FPの視点では、こう考えます。

これらの条件を満たすのは、「公式ストアのセール時購入＋製品登録」か、「信頼できるECサイトでのキャンペーン活用」です。

後悔しない買い方・判断基準まとめ

FPの結論｜DELTA 3 Plusは「先に備えておく価値がある1台」

DELTA 3 Plusは、普段はスマホやWi-Fi、PCの電源に。
災害時は冷蔵庫や調理家電の“命綱”として。
キャンプでは照明や炊飯器を安心して使える“電気のベース基地”になります。
そして、いざという時に「買っておいてよかった」と実感するのがポータブル電源という存在です。

 

クーポンやセール時期を活用して少しでも安く購入したい方は、下記のまとめ記事もあわせてご覧ください。

 

また、「高い買い物だし、本当に自分に合っているのか不安…」という方は、購入前に知っておきたいデメリットや、向いていない人の特徴も確認しておきましょう。